山林部
自然共生
クリエイター
自然と地域で暮らす、人々の生活のつなぎ
目を整えて繋ぎ、自然と共生する街を作る。
いきる道を通す
私たちのエピソード
山林部
自然共生
クリエイター

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EPISODE 01
命を預ける現場であのときのガッツポーズは、今でも忘れない。 初めて国土交通省から堤防除草工事の入札参加意向確認が届いたとの一報が入った瞬間、移動中のバスにいた全員が拳を握って喜んだ。
しかし、本番はそのあとだった。普段1日で10,000m2の作業をこなすのが常だが、あのときは30,000m2。全員で現場へ出て挑んだ。
そんな苦難を超えて、今の信頼がある。
自然が相手の現場では、一つとして同じ状況はない。草の生え方、斜面の角度、川との距離を見て、どこまで安全に進めるかを判断する。少しでも違和感があれば、すぐ戻る。それは図面には載っていない、経験と感覚の領域だ。
「自分の命は自分で守る。みんなの命はみんなで守る」この言葉は、山に入る前の合図のようなもの。チームで何度も確認し合いながら、慎重に進める。伐採や除草を終えたあと、流れる空気はがらりと変わる。1日作業が終わった後の達成感は、言葉にならない。 -

EPISODE 02
地域とともにある
山のしごと「兄ちゃん、これ飲んでって」
暑い夏の除草作業中、見知らぬおばあちゃんが手渡してくれた冷たいお茶。そういうことが、この仕事にはよくある。山の仕事は、人目につかないところで行うものも多い。けれど地域の人たちは、ちゃんと見てくれている。
神社の木が倒れたときもそうだった。「困ってるならやろう」そんな気持ちで、すぐに駆けつけた。
布施の心という言葉がある。見返りを求めず、人のために動く心。そんな精神がこの会社には根付いている。
私たちは、木曽三川のすべてに関わっている。山を整えることは、未来の景色を守ること。当たり前に空気が澄んでいて、おいしい水が当たり前に飲める。そんな暮らしを未来永劫残していきたい。 -

EPISODE 03
災害の先に、
希望をつなぐ熊本地震の直後、国土交通省の支援要請を受け、災害対策車両とともに現地に向かった。
数分ごとの判断が命を左右する現場。初めてのチームで、誰がどこまでできるのかもわからないなかで、照明を設置し、水を抜くポンプを稼働させる。
一人ひとりが冷静に、自分の役割をまっとうしなければならない。二次災害を絶対に起こしてはいけない緊張感の中で、日頃山で培った判断力を信じて動く。
災害は、いつかまた来る。日々の仕事の中にある技術や感覚が、誰かの命を守る未来につながっている。
人知れず、山の中で汗をかいてきた日々。それは、ただの作業じゃない。この地域の“安心”という基盤を、静かに、確かに支えているのだ。 -
自然災害が分断の理由。
だから、
自然災害が起きない共存の状態をつくる。
それが、山林部
「自然共生クリエイター」の使命である。
主な業務
堤防や河川周辺の除草・伐採を中心に、安心・安全に暮らすための環境整備を行っています。
高木の伐採や根の撤去にも対応し、健全な自然環境の維持に貢献しています。
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除草・維持管理工事
堤防や河川敷の見通しを保ち、危険発生を予防する工事を行います。河川堤防の草刈・除草により、堤防表面のひび割れや亀裂の早期発見を支援し、通行の安全確保に貢献します。国土交通省などの発注による大規模な除草工事に対応し、定期的に整備を実施しています。
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木の伐採・高木処理
河川や堤防に影響を及ぼす木々の伐採や、高木の処理を行います。洪水時に流木とならないよう河川内の木をチェーンソーや高所作業車で伐採します。庭木やお寺・神社の高木伐採など、特殊伐採にも対応し、立木が倒れる前に安全に処理します。
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維持・防災インフラ整備
(林業由来の土木対応)林業技術を活かし、自然災害対策にも取り組みます。砂防工事、土砂崩れ防止作業(地滑り・地崩れなど)に対応し、地域を災害から守ります。積極的に防災インフラ整備を行うことで、自然と共生する地域づくりを進めています。
OUR BUSINESS